1.目的 終了しました
建設工事では、種々の資材が多量に使用され、そして多量の副産物が発生する。省資源・資源循環、最終処分場延命のため建設リサイクル法が制定されて3Rが進められ、最終処分量は大きく減少した。しかし、不法投棄など建設廃棄物問題はなくならず、資材の安定供給は必ずしも確保されておらず、一方、他産業から発生の建設資源も期待どおりに有効利用できているとはいえない。建設リサイクルを今後さらに、どう進めるべきか。建設工事に携わる技術者は、これまでの経緯、現状、問題点をよく理解し、社会から歓迎される質の高いリサイクルについて自ら考え実行していくことが求められている。
本講座は、建設工事に携わる技術者の建設リサイクルについての技術力をスキルアップする目的で開講するCPDS認定講座であり、内容は下記のとおりである。本講座を受講することによって、建設リサイクルの基本を学習し、技術のスキルアップを図ることができ、本来あるべき姿を考える姿勢が育まれ、今後の業務改善に役立つと考えられる。
2.受講対象者 一級土木施工管理技士および二級土木施工管理技士
3.研修プログラム
講座はA~Eの5講義とする。1時間で1ユニット数とし、合計5時間(5ユニット)開講する。
記号 | 講義名 | 時間 | 内容 |
A |
概説 建設リサイクルの現状 | 1 13:00-13:50 | 建設リサイクルとは、質の高いリサイクルとは、主な建設副産物の排出量と再資源化率、リサイクル技術の現状、今後の課題 |
B | コンクリート再生骨材の製造技術と品質 | 1 14:00-14:50 | コンクリート再生骨材の高品質化技術、再生骨材がコンクリートの品質に及ぼす影響、原子炉建屋解体コンクリートの再利用研究事例 |
C | アスファルト舗装のリサイクル技術 | 1 15:00-15:50 | アスファルト舗装におけるリサイクル技術の推移、最近の道路舗装技術とアスファルト事情、アスファルト混合物の新しいリサイクル技術 |
D | 建設における泥土・汚泥の問題 | 1 16:00-16:50 | 泥土と建設汚泥の定義、建設汚泥の再資源化処理技術、建設汚泥への再生利用制度活用事例、土質改良プラントの役割 |
E | その他の建設資源と、そのリサイクル | 1 17:00-18:00 | 建設発生木材リサイクルの状況、建設混合廃棄物の現状と課題、建設以外の他産業で発生する副産物とその建設での利用の現状 |
合計 | 5 |
4.講師 大阪市立大学名誉教授・工学博士 山田 優
5.実施日時 2013年2月23日(土曜日)13:00~18:00
6.会場 舞鶴自動車学校 講堂(京都府舞鶴市字上安688)
7.学習プログラム番号 201320
8.主催者 水嶋CG安全衛生協力会