1.目的

 我が国は、太古の昔から生物資源材料である、木材を建築・土木の各分野で使ってきました。気候風土と密接に関係する身近な素材でもありました。しかしながら、生物資源であるということは、コンクリートや鋼材と比較して物性が一定ではないということも示しています。近代以降は、欧米からの新技術に取って代わられ、重要土木構造物や建築物に木材を用いることは激減しました。
 一方、現代では、様々な技術革新や環境への意識を背景として、学校建築の木造化や木造中高層の試みなど建築分野では新しい試みが始まっています。本講座は、古くて新しい材料である木材の特徴を解説し、土木分野への活用法について学習します。

2.受講対象者  一級土木施工管理技士及び二級土木施工管理技士

3.研修プログラム

講座はA~Eの5講義。1時間で1ユニット数とし、合計5ユニットを開講します。

記号 講義名 時  間 内     容
A 社会と木材の歴史 1
13:00-13:50
国内外の木材に対する認識と建設分野での位置づけの変化を説明する。
B 生物資源材料としての木材の性質 1
14:00-14:50
木材の工学的特性(クリープ、異方性など)を説明する。
C 木造構造物の構造特性 1
15:00-15:50
木造架構の構造特性や特徴を様々な新旧の構法に着目して説明する。
D 木造構造物の施工 1
16:00-16:50
継手仕口、金物などの施工における留意点について説明する。
E 木材・木質材料の将来性 1
17:00-17:50
近年の新しい試みと木材利用の将来の可能性を考える。
  合計 5  


4.講師
   舞鶴工業高等専門学校 講師 博士(工学) 渡部 昌弘氏

5.実施日  2019年 6月29日(土曜日) 13:00~18:00

6.会場   志摩機械株式会社 教習所(京都府舞鶴市上福井117)

7.学習プラグラム番号  521736

8.本人確認・受講証明書
    本人確認のためCPDS技術者証等をご持参ください。講習会終了後、受講証明書を発行します(学習履歴の申請は受講者が行ってください)。

9.主催者
  水嶋CG安全衛生協力会

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