1.目的
コンクリート部材断面内の鋼材配置の複雑化や平均気温の上昇などの気象変化により,コンクリート構造物の施工にはより高い技術力が求められるようになってきている。
本講座は、土木施工技術者の技術力向上を目的として、コンクリート構造物に求められる性能を理解したうえで,コンクリート施工における最近の問題点とその対策,およびあらたに考慮すべき項目となった環境性に対する対応例を学ぶ。本講座を受講することによって、コンクリート構造物の施工技術のスキルアップを図ることができ、今後の業務改善に役立つと考えられる。
2.受講対象者
一級土木施工管理技士および二級土木施工管理技士
3.研修プログラム
講座はA~Eの5講座とする。1時間で1ユニット数とし、合計5時間(5ユニット)開講する。
記号 | 講義名 | 時間 | 内容 |
A | コンクリート構造物に求められる性能 | 1 13:00-13:50 | 耐久性,安全性,使用性,復旧性,環境性 |
B | 最近のコンクリート施工の問題と対策 | 1 14:00-14:50 | コンクリート施工,暑中コンクリート |
C | 施工時に生じるコンクリートのひび割れ | 1 15:00-15:50 | 水和熱,乾燥収縮などによるひび割れとその対策 |
D | 環境性を考慮したコンクリート | 1 16:00-16:50 | 産業副産物の有効利用,環境性の評価方法 |
E | 補修,補強でのコンクリート施工 | 1 17:00-18:00 | 補修,補強でのコンクリート施工の問題点 |
合計 | 5 |
4.講師 鳥取大学大学院 工学研究科 准教授 博士(工学)吉野 公
5.実施日時 2014年12月6日(土)13:00~18:00
6.会場 京都府舞鶴自動車学校 講堂
7.学習プログラム番号(認定番号) 278902
8.主催者 水嶋CG安全衛生協力会